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アヴェスターにはこう書いている?
本を読んでいて気になったことなどを徒然なるままにメモしておくブログ。書評というより「読書メモ」。
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「ツァラトゥストラはこう言っている?」の姉妹編。日々読んでいる本から気になった箇所をピックアップして自由にコメントするブログ。

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稲葉振一郎・立岩真也 『所有と国家のゆくえ』(その1)
立岩

 もう一つ、たとえば私有に対する国有とかっていう話にすぐなるでしょ。で、国有とかやるとうまくいかないんだよ、と。これは稲葉さんの本なんかにも書いてあって、それはおおむねそうでしょう。ただ、そこで考えるべきは、今ある所有の決まりじゃないものはすぐ国有ということになるかというとそうじゃないだろうと。そうじゃないいろんなアイディアが考えられるだろうということです。(p.28)



こういう短絡があまりにも横行している中では、こうした批判的なスタンスが必要。その上で、どんなアホでもわかるくらい簡単にポイントを示すことができればいいのだが。

これと同じことは市場原理を批判することに対して、市場原理や市場での競争を支持する側が、「市場でなければ計画経済になる」とか、「90年代にケインズ的財政政策は失敗した」とかいう、お話にならないような低レベルな反論をすることにも当てはまる。

立岩が言っているのは、これの第一の反論に対する反批判。第二の反論に対しても、実証的な研究はどちらかというとそれを支持していないと思われる。つまり、90年代のケインズ的財政政策はそれなりに効いていたことをネオリベ的経済学者・財政学者でも認めている(例えば井堀利宏)。

私に言わせれば、今の時点で形成されている市場とは別の形の市場がありうるのである。それは取引の場を「市場」として捉えていては逆に捉えられないものであり、「市場」などという言葉を使わずに分析することでようやく見えてくるものなのだ。
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