アヴェスターにはこう書いている?
本を読んでいて気になったことなどを徒然なるままにメモしておくブログ。書評というより「読書メモ」。
プロフィール

ツァラトゥストラ

Author:ツァラトゥストラ
「ツァラトゥストラはこう言っている?」の姉妹編。日々読んでいる本から気になった箇所をピックアップして自由にコメントするブログ。

FC2ブログランキング

FC2ブログランキング

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

FC2カウンター

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

イブン・ハルドゥーン 『歴史序説 2』

役人の行列とカリフの行列との違いは、ただ旗の数とかその色の違いであった。たとえばアッバース朝の旗は黒旗であるが、それは彼らの家族であるハーシム家の殉難者の喪章として、また彼らを殺したウマイヤ家に対する非難のしるしとして、黒が用いられたのであった。そこでアッバース朝は「黒色王朝」と呼ばれた。
 ハーシム家が多くの党派に分裂し、アリー党(シーア派)が機会あるごとにアッバース家に対抗したとき、彼らは旗の色を違えて白色の旗を用いた。そこで彼らは「白いもの」と呼ばれ、白旗はファーティマ朝を通じてアリー党によって使用された。またときにはタバリスターンやイェーメンのサアダにいる〔ザイド派〕の宣教者のような、東方で叛旗を翻したアリー党によっても、またカルマト教徒のような過激なシーア教義の宣伝を行なった他のアリー党によっても白旗が使用された。カリフ-マームーンはアッバース朝のしるしである黒衣や黒い徴章を使用せず、緑色にかえて緑旗を用いた(1)。

(1) アラブ諸国の国旗に白や黒や緑がよく用いられるのはこれらの理由によっている。(p.181)


なるほど。確かに中東諸国の国旗の色やデザインは似たものが多いが、国民国家として形成されていく際に、これらの故事を建国神話として用いられたことが要因であったということか。

スポンサーサイト

テーマ:読書メモ - ジャンル:本・雑誌

この記事に対するコメント

この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
→http://zarathustra.blog55.fc2.com/tb.php/905-48d4cecb
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)