アヴェスターにはこう書いている?
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折原浩 『マックス・ヴェーバーにとって社会学とは何か』

本書では、「四階梯尺度」が、「旧稿」における体系構成の礎石であり、したがって「旧稿」読解の道標とも羅針盤ともなろう、という方針提起傍証として、部分的には「旧稿」の内容(たとえば「ゲマインデ」論、「階級」論、「支配」論)にも立ち入って、必要最小限に論ずるだけである。(p.15)


四階梯尺度(同種の大量行為、無秩序のゲマインシャフト行為、諒解行為、ゲゼルシャフト行為)が旧稿体系の礎石であるという理解は折原の主張であるが、大変興味深いものがあり、参考になる見解と思われる。



「カテゴリー論文」を読んでいれば、「社会学的基礎諸概念」は決疑論的整序・再編成として容易に読めるが、逆に、形式的完成度の高い1920年の叙述から、形成途上の「カテゴリー論文」の思考動態を読み取ることは、かえって困難であろう。(p.28)


なるほど。



 さて、4~5年にまたがって執筆された「1910-1914年草稿」の手稿に、いくつかの「層」ないし「群」があるのは、しごく当然で、なにも驚くにはあたらない。……(中略)……。しかし、そうした「層」ないし「群」を見分けることと、そうして見分けられた「層」ないし「群」の間に、概念上の不整合を見いだすこととは、別のことである。(p.81-82)


折原によるシュルフター批判。区別と不整合との相違についての指摘は一般的にも重要。



 ここでヴェーバーの念頭にあるのは、いいかえれば、こうした類的理念型群の構成と適用によって客観的特性把握がめざされているのは、明らかに「西洋中世世界」であろう。(p.165)


旧稿で展開される類的理念型群が西洋中世世界の特性把握を目指して構成されているということを念頭におきながら読むことは、理解を大いに助けてくれそうである。


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