アヴェスターにはこう書いている?
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折原浩 『大衆化する大学院 一個別事例にみる研究指導と学位認定』

「諒解ゲマインシャフトEinversta(e)ndnisgemeinschaft」とは、フォーマルな「制定秩序」は存立していないのに、「社会関係」にある者同士が、他者の期待を「妥当gu(e)ltig」と見なして、平均的には裏切らずに呼応するため、「ゲマインシャフト行為」=「社会的行為」があたかも「制定秩序」があるかのように経過する「社会関係」の謂いである。
 ちなみに、ヴェーバーがかれの「社会学」を初めて体系的に展開するのは、「1910~14年草稿」(既編纂『経済と社会』(旧稿)においてであるが、その基礎概念を提示した「理解社会学のカテゴリー」(1913)では、A「まだ『意味関係』が発生しないゲマインシャフト行為(複数ないし大量の同種行為)-B「無秩序なゲマインシャフト行為」-C「非制定秩序に準拠するゲマインシャフト行為(=諒解行為)」-D「制定秩序に準拠するゲマインシャフト行為(=ゲゼルシャフト行為)」という基本四項目構成の「行為ないし秩序の(社会的)『合理化』尺度」が設定される。「1910~14草稿」では、この尺度上に、家/近隣/氏族/経営/オイコス、種族/宗教教団/市場/政治団体、階級/身分/党派など、普遍的な諸「ゲマインシャフト」の類概念と(「価値関係」性をそなえた)「類的理念型」群が、ついでそれらの「発展形態」として、政治的ないし教権制的、正当的ないし非正当的な「支配形象」の類概念と「類的理念型」群が、それぞれ構成され、決議論的/体系的に編成される。(p.123)


『学問の未来』からの引用でも示したが、こちらの方がよりわかりやすく整理されており参考になった箇所。

ウェーバーによる社会的行為に関する理念型の構成の軸となるのは、諸個人の動機の意味理解という方法によりながら、諸個人が準拠する秩序が、どの程度客観的で明示的なものであるかという軸によって整理されていることがわかる。こうした軸が見えると、『カテゴリー』論文のような比較的読みにくい論文を読む際にも議論の筋が見えやすくなるだろう。


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