アヴェスターにはこう書いている?
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NHK「アジア古都物語」プロジェクト 編 『NHKスペシャル アジア古都物語 ベナレス 生と死の聖地』

 ベナレスにいると、驚かされることが多い。なかでも不思議だったのは、雨が降り出すと同時に店の中の売り物である金物を急いで外に出している店主であった。日本なら雨が降り出せば物をしまうのが普通であるが、店主はせっせとトラクターの荷台に移し変え、またたく間に品物の山ができていた。どうやら激しい雨を利用して、労力をかけずに品物を洗うつもりらしい。普段清潔な環境でさまざまな電気機器に囲まれて暮らしている日本とは違う、ベナレスの人びとの生きるたくましさや活力を感じた。(p.100)


あまり他の旅行記などの類では書かれていないエピソード。これがどのくらい一般的なのか気になるところである。また、本書は2002年に出版されているので、恐らく取材は2001年頃と思われる。それから10年が経過してどのように変わっているのか、興味があるところである。



 1925年のベナレス市政報告書には、自らの主張を取り下げる次の言葉が記されていた。
 「皮に流される遺体は衛生上、大きな問題であるが、火葬場を現在の場所から移動させるのは無理である。火葬場マニカルニカー・ガートやハリシュチャンドラ・ガートが街のために存在するのではない。街が、火葬場のために存在するのである」
 「街が、火葬場のために存在する――」。この言葉は、イギリスが認めざるをえなかったベナレスの死の伝統の強固さを何より表しているように感じられた。(p.163)


この伝統が「創られた伝統」ではないのか気になるところである。ただ、ベナレスが火葬場を中心とする聖地であるという認識は一応、訪問するにあたっては持っておきたい。


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