アヴェスターにはこう書いている?
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佐藤正彦 『北インドの建築入門 アムリツァルからウダヤギリ、カンダギリまで』

 南方型のドラヴィダ式は寺域を囲むように高い塀があって、その東西南北のほぼ中央に高い塔門(ゴープラ)が建ち、寺域ほぼ中央に祠堂が建つ。……(中略)……。
 インダス文明の時代、村の四方の主要部分に家畜小屋を配して、住民を守った。動物は人間よりはるかに敏感なので、より早く危険を察知することができる。その家畜小屋が発展して、塔門になったらしい。寺院は家畜が出入りできる入口を四方の主要部分に設けた。したがって、塔門はヴェーダ時代の村に象徴的に基盤をおいていると考えられよう。(p.280-281)


 何となく中国の白虎、青龍、玄武、朱雀などが都市や国の四方を守護するという発想とも似ているように思われた。



北方型も南方型も装飾モチーフは反復性があって、同じような模様、例えば壺葉飾り(壺から四方に植物があふれている)や、入口を守る守門神のドヴァーラパーラがつく。
 ヒンドゥー教寺院は、支配者つまり王の宗教的情熱によって建立されたので、地域的様式は王朝名と一致する。……(中略)……。したがって、建立年代がわかれば様式が分かり、その逆に様式が分かれば、およその建立年代が分かる。(p.281)


装飾モチーフの反復性は中東などのイスラーム建築の蔓草文様や幾何学文様などにも見られるように思われる。

王朝名と建築様式が一致するということは、王朝の勢力が及ぶ範囲で職人が活動していたことを示しているように思われる。



 屋根は気候が暑く、乾燥するほどフラットになり陸屋根に近い。また、吹放しのポーチが強い日光を和らげるスクリーンの役目をしているように思えた。(p.282)


建築要素のうちでも屋根というのは気候の影響を強く受けるの傾向があるように最近思えてきたので、この指摘は興味深い。

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