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アヴェスターにはこう書いている?
本を読んでいて気になったことなどを徒然なるままにメモしておくブログ。書評というより「読書メモ」。
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「ツァラトゥストラはこう言っている?」の姉妹編。日々読んでいる本から気になった箇所をピックアップして自由にコメントするブログ。

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ヴォルテール 『哲学書簡』

クエーカー教徒は、国会議員になることも、どんな公職につくこともできない。なぜなら、そのためには宣誓の必要があり、そして彼らは絶対に宣誓をしないからである。やむなく彼らはお金を得るために商業に従事しているのだが、その父親たちの事業で金持ちになった子供たちは、快楽を求め、名誉ある身分になり、ボタンや袖飾りをつけたがるようになっている。(p.83)



ウェーバー・テーゼとも似た分析で面白い。ヨーロッパにおけるユダヤ教徒たちにも似たような説明がなされることがある。この分析の妥当性については、データがないので判断を下さずにおくが、論理的には可能な説明ではある。ただ、後段は精神論的すぎる面はある。より説得力のある説明は可能だろう。

例えば、生まれた頃から裕福な子供たちの世代は、快楽を求めることが出来る環境であるし、名誉ある身分に上昇できる可能性も高まった環境にあるし、服装なども様々なものを入手しうる客観的な条件があると考える方が自然であろう。本文のような記述では、禁欲的で清貧な生活から金持ちになることによって堕落したという価値判断を誘発するだろう。

もしイギリスに宗派が一つしかなかったならば、その専制はおそるべきものになるだろう。もし宗派が二つならば、互いに喉を切り合うだろう。しかしイギリスには宗派が三十もあるので、みんな仲良く幸福に暮している。(p.90)



「宗派」を「党派(政党)」に置き換えれば、現代日本の政治状況についても当てはまるだろう。一党独裁や二大政党制ではなく、国会は多元主義に幅広く世論を集めて議論がなされるべきである。

私の知るところでは、中国人は百年前からこの風習(引用者注;天然痘の予防接種)を実施している。世界でいちばん賢明で、いちばん高い文化を持っていると思われている国民の実例とあっては、これはすばらしい前例ではないか。(p.108、強調は引用者。一部、字句を訂正)



中国は昔から、かなり最近(200~250年前)まで、このように「先進的」で「文化的」であると考えられてきたし、実際に世界の文化や経済をリードしていた。当時の人のこうした証言は数多く存在する。

なお、以上は『世界の名著』版による。
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テーマ:読書メモ - ジャンル:本・雑誌

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