アヴェスターにはこう書いている?
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原田曜平、余蓮 『中国新人類・八〇后が日本経済の救世主になる!』

上の世代には「モノ派」が多いけれど、八〇后は「モノ派」と「コト派」にきっぱり分かれる。それが、上の世代と八〇后とのちがい――。八〇后自身も、そのことを感じていることがわかりました。(p.91)


本書は、中国の1980年代生まれの世代の消費行動を「計画的-衝動的」と「モノ派-コト派」という2つの軸によって4タイプに分類し、それをもとにして今後の中国でのマーケティングの手法などについて考察している本である。

モノ派とは「モノそのものやブランド品などをほしがるタイプ」(p.64)であり、コト派とは「体験や価値観を実現させるために消費を行う人々」(p.64)である。

いわゆる「先進国」と呼ばれるような地域ではコト派が多くなるとも言われているが、上記引用文で述べられているように、中国ではいわゆる「発展途上国」で多く見られるモノ派が主流だったが、次第に「先進国」型の消費形態が現れてきているということになると思う。

私自身の観察から言っても、この傾向は見て取れるように思われた。というのは、私はここ2年ほど頻繁に中国を旅行してきたのだが、中国では20代から30歳前後のバックパッカーが凄いペースで増えている。パッカーと言っても国内旅行者なのだが。旅行というのは消費としては「モノ」ではなく「コト(体験)」を買う行為だから、「コト派」的な消費をしているのを私は目撃してきたことになる。

モノというのは、最低限の生活が十分維持されていれば、それ以上は必ずしも必要がなくなってくる。そのレベルが満たされるまでは「モノ派」であらざるを得ない。だから、「発展途上国」ではモノ派が大多数になる。生活が満たされた後は、自分のステイタスを示す商品(ブランド品などの高級品)などを買おうとするか、または、消費する対象は「コト(自分の価値観を実現するものや体験)」になっていくのは、ある意味では必然的とも言えるかも知れない(貯蓄にまわすとか投資するとかいう選択肢も当然あるが)。

中国の生活水準があるラインを超えたことを八〇后の消費行動は示しているとも言えるかもしれない。

ちなみに、本書の分類を用いれば、私自身は「計画的なコト派」(透明族=自分に投資する人)にあたるようだ。



この「2007年度省別GDPランキング」からもわかる通り、安徽省は中国でちょうどまんなかあたりに位置する、中庸的な省です。今後の中国における地方都市戦略を考えるうえで、モデルとなり得る省といえるかもしれません。(p.133)


地方都市戦略を考える必要があるということがこの指摘の背景にあると思うが、確かに、日本の企業にとっては有意義な考え方であろう。



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