アヴェスターにはこう書いている?
本を読んでいて気になったことなどを徒然なるままにメモしておくブログ。書評というより「読書メモ」。
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伊野上裕伸 『人間はウソをつく動物である 保険調査員の事件簿』

 それからもう一つ大事なのは、調査においては100パーセントの真相解明を目指さないことです。不正の根拠を八割方押さえ、相手が観念したと察しがついた段階で手を引くべきです。あるいは、「もう一歩でなんとかなりそうだ」と考えても、自分の手には負えないと見極めがついたら撤退すべきです。一民間人でしかないわれわれが調査する対象は、ほとんどの場合、民事であって、刑事ではないからです。
 両者の違いとしては、刑事では完璧な物証が求められますが、民事は状況証拠で十分な場合が大多数であるということが挙げられます。また、民事の場合は裁判になったとしても、最後は話し合いで解決することになるのが圧倒的に多いため、相手方との話し合いの余地を残しておくためにも無理をしないほうがいい結果が出ると考えられます。(p.80)


度を超えて「手を突っ込む」と失敗することが多い、ということであろう。

私が仕事で行う調査の場合、そもそも個々の調査に入れ込むだけの余力がないことが多いので、半ば必然的にこうした状態に置かれることが多い気がする。私の感覚としては、交渉する上で確実に優位を確保できるだけの証拠は押さえることにもう少し力点を置きたくなる点で著者とは少し優先順位が違うかもしれない。まぁ、職種や調査内容の違いが反映している面もあるかもしれない。



患者にとって名医とは、必ずしも、病気を見つけるのが上手で早く治せる医者のことではなく、患者の訴えを素直に聞き、希望どおりの治療をしてくれる先生なのです。(p.123-124)


こうした評価の基準は医者に限ったことではないが、医者の場合、彼らの専門知識(や専門家集団であり利益共同体である「医師会」など)が外部から彼らを守ってくれる点で「手強い」ところがある。

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