アヴェスターにはこう書いている?
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佐藤優 『国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて』(その3)

 もっとも、国際スタンダードでは、このような「人質裁判」が横行するのは国家権力が弱っていることの証左である。強い国家は無理はしないものだ。私は「人質裁判」に現れた日本の現政権の「弱さ」をきちんと記録に残したいと考えた。(p.475)


同意見である。

ちなみに、これは日本の内政だけでなく、アメリカのイラク戦争やロシアのプーチンによる強権的な政治・外交にも見られる傾向である。



アイヌ人の先住民族としての権利を確立することで、アイヌ民族の歴史的故郷としての北方四島の返還をロシアに対して要求し、サハリン(樺太)大陸棚の天然ガス・石油開発に参入していこうとするのが鈴木氏の戦略だ。(p.537)


なるほど。新党大地設立の構想にはこうしたものが含まれていたのか。

また、90年代末から(?)アイヌ関連の法律が幾つか成立(改定?)された記憶があるが、それも単にポストコロニアリズム的ないし左翼的構想というよりは、こうした外交戦略も絡んでいるのかもしれない。



 本というものは、それがいい文章で書かれていれば、おおかたの読者は語り手に感情移入する、の法則があります。(p.545)


これは佐藤優の文章ではなく、川上弘美による解説からの引用であるが、なるほどと思わされた。

内容の真偽に関わらず語り手に感情移入する。これは文章に限らず、話のうまい下手についても同様にであるように思われる。内容の真偽に関わらないということを私としては強調したいと思う。

これに関して個人的な体験を記録しておく。

私のかつての友人で非常に話のうまい男がいて、8割くらいは正しいことを話していたが、たまに誤ったことを語っていた(嘘をつこうという意図はなく)が、非常に多くの人々がその人に引きつけられていた。私がその人に対して正しい批判をした際にも、大抵の人は――理屈を理解出来なかったこともあるが――相手側についたことがあり、やりきれない思いをしたことがある。まぁ、結果的には私の批判は妥当性を認められたが、その本人が誤りを認めたことにより他の烏合の衆がついてきた(?)という図式に過ぎなかったように思われる。話・文章のうまい下手というものがどれほど恐ろしいものであるかを体験的に知ったという意味であの事件は私にとって重要であった。

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