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アヴェスターにはこう書いている?
本を読んでいて気になったことなどを徒然なるままにメモしておくブログ。書評というより「読書メモ」。
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「ツァラトゥストラはこう言っている?」の姉妹編。日々読んでいる本から気になった箇所をピックアップして自由にコメントするブログ。

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奥野寛之 『読書は1冊のノートにまとめなさい』

 それに加えて、「探書リスト」をつけていると、次第に自分の本当のニーズがわかるようになります。(p.51、本文ゴシック体の部分は下線を付した。以下同様)


数ある読書論のうちで本書に特徴的な点の一つは、本を選ぶ段階からコミットしていること。読まなくてよい本を選ばないようにし、自分が本当に読みたい本を目的意識を持って主体的に選ぶということが本書の方法論では重視されている。

こうした考え方は参考になったところである。

ちなみに、余談に近いが、本書が推奨する「ねぎま式読書ノート」のとり方は、まさにこのブログで私がやっているのと同じことであり、ちょっと面白かった。引用文とそれに対するコメントを羅列していく形で自分がした読書を記録していく。ただ、アナログなノートへの手書きとウェブ上へのアップでは微妙に違う点がある。

手で書くことによって記憶に定着しやすくなるというのはその通りかもしれない。キーボードでの入力は手書きと比べると記憶に残らないだろう。ただ、検索や他者の反応が得られる(ことがある)という点ではブログの方が優れている。本書の読書法から私もある程度の部分を取り入れてみようと思っているが、読書ノートをどうするかは微妙な位置づけだ。ノートに書きながらブログも続けるとなると、労力が2倍になってしまうからだ。テーマやないように応じて使い分けると「ポケット一つ原則」に違反してしまう。

読書ノートには本書の推奨する方式で作成し、ある程度の良質な本については、ブログで書評を書くという方法もあるかもしれない。そうなればこのブログの位置付けは少し変わることになるだろう。今のところこのブログは、私の単なる個人的なメモにすぎず、読者については全くというほど意識していないが、もう少し読者向けの記事を書く訓練の場として活用することもありうる。

まぁ、まずは読書法の再構築をして――これはライフスタイルがここ1年ほどで結構変わったことを受けた措置である――その中でこのブログの使い方も再考していこうと思う。



 その場の思考は沸騰したお湯の泡みたいなもので、再現性がありません。でも走り書き程度でも、一応メモしておけば、何もメモしないのとは大違いなのですね。メモがあれば、どんな小さいことでもそこから思考を広げて展開することができるのです。(p.67)


だから、常にメモできる環境を作ることが重要・必要ということ。



 書評を見て本が欲しくなったら、「探書リスト」にタイトルを書いておくと同時に、ノートに書評も切り抜いて貼り付けておきます。
 ・・・(中略)・・・。こうすれば、自分の考えと比較することによって、本の内容を多角的に見ることができるのです。
 それに、購入前に読んだ書評をもう一度読むことで、「この人のすすめる本はこれからもチェックしておこう」と決めたり、「この書評家はぜんぜん自分と合わない」とわかったりする。これは意外と大きな収穫です。今後の本選びにも活かすことができるでしょう。(p.69)


私の場合は、書評を読んで本を読んでみたくなる、ということはまずないのだが、書評でなくともきっかけになったものを読書ノートに関連付けるという発想は、確かに参考にはなりそうだ。



 つまり、情報がいくらあっても、それが組み合わされなければ、アイデアは発生しない。アイデアは情報と情報をつなぐ補助線をどれだけ引けるかにかかっているのです。
 その組み合わせる情報自体は、誰でもアクセスできるような普通のものです。というより「既存のもの」でないと、誰も理解できない(p.151)


確かに、組み合わせる元となるものが「既存のもの」、より正確には多くの人に知られているもの、常識になっているようなものの組み合わせでなければ、組み合わせた後の考えは理解されないものだ。

専門性が高い知見が、その基礎となる専門知識にアクセスできない人には理解できないのはこのためである。



 できるだけ旅行先の書店にも足を運び、実際に観光地を目にした感動が冷めないうちに、その土地に関連した本を購入する。そうすると、夢中になって読むことができます。(p.169-170)


これは国内旅行が想定されているように思われる。海外にばかり行っていたので、こうした手法はたまにしか採用しなかったが、海外の場合は、帰国後すぐに購入するという手である程度代用できるかもしれない。

(外国で購入しても語学に堪能でないとなかなか読まない。例えば、私はドイツに行ったときWeberやJaspersの論文などを結構買ったが、それ自体を読了したことはない。あくまで邦訳を読む時に「この訳語の原語は何だろう?」といった疑問が生じた場合の参考資料として使っている程度である…。)

いずれにしても、体験による感動が冷めないうちに、それと関連性の高い本を買って読めば、面白く読めるというのは正しいアドバイスであるように思われ、参考になる。
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テーマ:読書メモ - ジャンル:本・雑誌

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