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アヴェスターにはこう書いている?
本を読んでいて気になったことなどを徒然なるままにメモしておくブログ。書評というより「読書メモ」。
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「ツァラトゥストラはこう言っている?」の姉妹編。日々読んでいる本から気になった箇所をピックアップして自由にコメントするブログ。

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磯淵猛 『一杯の紅茶の世界史』

 十八世紀後年の清朝最盛期までは、中国がイギリスから買わなければならないものは少なく、貿易は常に茶を大量に買うイギリスの赤字であった。1793年、イギリス国王ジョージ三世が、清の乾隆帝に貿易港を増やすことを要求したときも、1757年以来の、海外貿易港を広東のみに限る政策は変えられることはなかった。
 イギリスが茶の代金として払う銀の量はやがて国家財政をゆるがすほどになり、その対処法としてとられたのが、イギリスの植民地インドから清にアヘンを輸出するという方法である。(p.102)


こうした力関係は茶だけに限ったことではなく、陶磁器などでも同じようなパターンが見られるし、他の物資についても概ね同様であると言ってよかろう。

18世紀以前からこうした力関係の構造は変わらなかったといってよい。
「ヨーロッパ」は世界でも貧しい部類の地域であり続けてきたのである。それが逆転したのが18世紀後半から1800年頃のことであると見てよいであろう。ここまでは概ね事実と言えると考える。

そうなった理由・原因は、「ヨーロッパ」の武力が相対的に大きくなってきた部分――技術革新により、戦術が変わったりしたことなど複合的な要因によるものと推測している――と、中国やインド、中東の大帝国が同時に大きくなりすぎたことによって自滅(というより、共倒れ?)したことによって資金・資本が西に流れ、相対的な力関係が逆転しえたのではないか、というのが私の仮説である。検証するにはもう少し歴史を詳細に(データを照合しつつ)見ていかなければならない。
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