アヴェスターにはこう書いている?
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遠藤誉 『中国動漫新人類』(その1)

 そんなこんなで、今の中国では、「女強人(ニュイ・チャン・レン)」という「強い女」群像が羽振りをきかしているのが現状だ。彼女たちは「男の庇護の下で可愛がられるような女になろう」とは微塵も考えず、威勢がいい。仕事のできる強い女こそが魅力的だと思っている。それだけに、「可愛い少女」が「強い女」に変身する『セーラームーン』のような日本動漫は、中国の女の子の心に、すんなりと入っていったのかもしれない。(p.35)


全員がそうだというわけではないにせよ、私の印象としても、中国の若い女性からは、何というか、言動がシャキシャキした感じを感じることが多い。ある意味では繊細さがあまり感じられないとも言えるが、適度な無骨さが人として良い味を出していると思うこともある。



 日本への関心の内容は、日本動漫を通して日本の日常生活や社会状況をこまかく知る機会が多くなったためか、昔のように「科学技術」とか「経済」といったあいまいな括りでなく、非常に具体的になっている。日本動漫の消費を通じて、日本についてより詳細な情報を中国の若者が知るようになり、身近に感じるようになった、という側面はまちがいなくあるだろう。(p.60)


一応書いておくと、「動漫」とはアニメと漫画の中国語での呼称である。

期せずして日本のアニメと漫画は、外国に日本について紹介するメディアになっているというのはあるかもしれない。2年位前にフランスでも「愛」と日本語の漢字でプリントされたTシャツを見かけたし、古着屋に日本語で「古着屋」と書かれているのを見たことがあるが、フランスにも日本のMangasはそれなりに入っている。それに、台湾や香港だけでなく、中国の大陸にも日本語表記の看板がチラホラ見かけるようになってきた。こうした現象を助長するような役割をアニメや漫画が果たしているとしても、それは誤りではないだろう。

私としては、外国の若者たちにしてみれば、「日本」を知ろうとしているというわけではなく、「面白い娯楽を見ようとしたらそこで見かけたもの」だからこそ、彼らもそれを愛好しようという気になる面はあるだろう。もちろん、それが本当に深い理解に繋がるかというと必ずしもそうは行かないとは思うが、全くというほど情報がないこと――例えば、日本で中東やアフリカについて調べようと思ってもあまり情報は流通していないため、中東などに行くと人に言うと「危ない」とか「恐い」というイメージを口にする人が結構いるが、それこそ無理解の最たるものであろう――に比べると、大分マシとは言える。

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