アヴェスターにはこう書いている?
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朝日新聞「自衛隊50年」取材班 『自衛隊 知られざる変容』(その2)
MD導入について。

 日本の防衛産業は、F15などの歴代の主力戦闘機の導入に見られるように、米国製のライセンス生産で技術を学び、生産ラインを維持してきた。
 その構図が揺さぶられている。自国の技術覇権を守るためには、たとえ同盟国相手であれ、ライセンス生産を容易に認めない。米国の戦略的な姿勢がはっきりしてきた。MDの導入は、日本の兵器体系を根本から変える可能性をはらむだけに、その衝撃は大きい。(p.243)


MDを巡る情勢として一応押さえておきたいところ。



 もう一つの特徴は、米国の情報への依存である。警察、内調、外務省はいずれも米中央情報局(CIA)との情報交換を行っているが、日本側にはCIAの情報を検証する能力がない。独自の外交政策を打ち出すには、各国との真の情報交換を可能にする独自情報源の確保が必要だが、その基盤はまだ弱いのが実情だ。(p.348)


今の日本の政治家などの状況から考えると、こうした情報を確保しても、その情報を適切に使ってくれるかどうかという疑念が払拭できないが、しかし、こうしたアメリカへの情報依存も冷戦構造の内部でこそ機能しえたものである。そう考えると、独自情報源の獲得はやっていかなければいけないとは言えるだろう。一市民の立場から見て重要なのは、問題はその情報の使い方であり、情報を適切に使うための仕組みの整備であろう。

その点で、後藤田正晴へのインタビューで彼が次のように述べているが、私もほぼ同意見である。

 「謀略はすべきでない。かつて坂田道太・防衛庁長官が『ウサギは相手をやっつける動物ではないが、自分を守るために長い耳がある』と言ったが、僕は日本という国を運営するうえで必要な各国の総合的な情報をとる『長い耳』が必要だと思う。ただ、これはうっかりすると、両刃の剣になる。いまの政府、政治でコントロールできるかとなると、そこは僕も迷うんだけどね」(p.365)





 朝鮮戦争では、米軍の要請で、海上保安庁は秘密裏に「特別掃海隊」を編成して参加した。延べ1200人と掃海艇など25隻を投入した。死者1人、負傷者18人の犠牲者を出したが、当時は一切公表されなかった。(p.367)


チベットや四川省の地震の報道などで中国を批判したりする人は多いが、日本もそれほど大きくは違わないという認識を持つことは重要だろう。むしろ、そうした他人の振りを見てわが振りを直さなければならないというべきだろう。

現在の日本でも、ここで引用したような隠蔽が行われていても何ら不思議ではないと思う。

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