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アヴェスターにはこう書いている?
本を読んでいて気になったことなどを徒然なるままにメモしておくブログ。書評というより「読書メモ」。
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「ツァラトゥストラはこう言っている?」の姉妹編。日々読んでいる本から気になった箇所をピックアップして自由にコメントするブログ。

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保坂展人 『年金を問う 本当の「危機」はどこにあるのか』

 すでに見てきたように、「膨大な積立金」を国家資金として管理・運用し、「生産力の増強と戦費調達に役立つ」と軍部を説得したのだから、戦時中の年金制度はすぐに支払いが生じない積立方式でしか出発できなかったのだ。
 しかし、戦後数年間のハイパーインフレで貨幣価値が急落すると年金制度が積立方式を維持することができなくなった。そこで、事実上の賦課方式に移行していくことになる。(p.17)



一見、「福祉政策」と「軍事」とは相容れないように見えるかもしれないが、年金制度という事例も、実はこれらが密接に補完しあうことがあるということの一つの事例をなしている。




 アメリカでは、特別な国債で年金積立金を全額運用している。国内株式市場に投資したり、外国債・外国株を買うというリスクは負っていない。政治リスクを排除して、中立的な受託者(トラスティー)によって厳格に管理されている。市場万能で何でもありと思われるアメリカでも、社会保障基金に手をつけたら大変だという原則は貫かれている。(p.56)



今や、日本ほどネオリベラリズムというイデオロギーが常識として人々の間に染み込んでしまった地域はないだろう。日本の言論空間はネオリベ・イデオロギーに汚染されていると表現してもいいくらいだ。
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テーマ:読書メモ - ジャンル:本・雑誌

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