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アヴェスターにはこう書いている?
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鈴木哲夫 『政党が操る選挙報道』(その5)

 福山(※引用者注;福山哲郎 参院議員)は、三年間にわたって選挙での党のPR戦略を担当し、一つの結論を出した。
 「選対本部で三回の選挙(総選挙二回、参院選一回)を通じて分かったことは、選挙は三角形の形をしたパッケージ、トライアングルだということ。三角形の頂点にはそれぞれ、総理候補たるリーダー、マニフェスト、そして候補者がいる。このトライアングルが、より強固に密接に結びついていることが勝利につながる」(p.178-179)



なかなか興味深い図式である。

これを今の自民党と民主党に当てはめてみると、自民党のヘタレぶりもよくわかる。

まず、自民党について。

選挙の顔として担ぎ出されたのに、支持率が20%台の安倍晋三を総裁。今回の選挙ではあまりマニフェストには関心が集まっておらず、中身に対する評価も低い。(例えば、ここ)そして、候補者は以前と比較すると話題性がないと言われている。

民主党の小沢代表について。

もう印象としては忘れ去られているかもしれないが、前原誠司が代表をやってガタガタになった民主党を比較的短期間のうちに立て直した手腕は評価されるべきである。また、地方組織が弱いという民主党の弱点を克服すべく、地方行脚の連続や選挙の争点に格差や生活の問題を早くから打ち出し、結果的にそこに争点を持ち込んだ力量など、実はかなり評価されるべき手腕を発揮していることがわかる。自民党でネオコンとネオリベが支配的になっているのを見越して、やや左寄りに政策のスタンスをシフトさせたことが功を奏している。民主党のネオコン議員など党内に不満分子がいることも確かだろうが、現状ではそれなりの求心力を示している。組織として強力な自民党と異なり弱体な民主党でこれだけの力を維持できているのはかなりの力量だと評価して良い。ただ、一般の人々にアピールする力はあまりない。テレビ向けのキャラクターではないのは、現状のメディアの状況などを考慮すれば欠点といえば欠点ではある。こうした点から見て、小沢一郎は安倍晋三とは比較ならないだけの力を個人としては有すると見て良い。

マニフェストと候補者については自民党と同じくそれほど話題性はない。

(この図式で言えば)違いは党首だけだろう。

中身はないが多少はテレビ向けのキャラクターである安倍晋三と、質実剛健(ちょっと誉めすぎ?)だがテレビ向けではないキャラクターの小沢一郎の違い。

また、もう少し内容的なところで言えば、生活重視を打ち出した民主党生活無視を決め込んで憲法改正や教育再生などと保守イデオロギーの現実化に走った安倍晋三との違いでもある。

自民党の方が組織力は元々高く(自ら推進した市町村合併や小泉が「ぶっこわ」したために地方組織が弱体化した――まさに自滅党――ワケだが)、連立を組む公明党の組織票もある分、常識的には自民党の方が圧倒的に有利である。これで負ける(過半数割れ)ということは自民党の総裁は相当なバカということだろう、と言っておく。

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