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アヴェスターにはこう書いている?
本を読んでいて気になったことなどを徒然なるままにメモしておくブログ。書評というより「読書メモ」。
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「ツァラトゥストラはこう言っている?」の姉妹編。日々読んでいる本から気になった箇所をピックアップして自由にコメントするブログ。

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パトリック・ベード 『岩波 世界の巨匠 ルノワール』

敗戦の屈辱とパリ・コミューンの恐怖のあとだけに、一般大衆や芸術の体制は新しいものすべてに対して過度に疑い深かった。19世紀のフランスでは、事実上あらゆる芸術が政治的な関連から判断された。・・・(中略)・・・
 この風潮のなかで印象派たちは、普仏戦争の前よりもさらに作品を展示し売ることが難しくなったと感じた。・・・(中略)・・・
 印象派たちは仲間のあいだで議論や意思確認を繰り返したのち、芸術の体制に挑戦すべく、自分たちのグループ展を開くという背水の陣を敷くことを決めた。これは重大な決定だった。1874年に開かれたこの展覧会は初めての前衛によるグループ展であり、後世から見るとサロン、そしてヨーロッパ中の類似の公的な芸術組織にとって、終焉の始まりを意味していたのである。(p.18)



印象派の画家たちについて書かれたものを読むと、決まって彼らの作品が特に初期の頃、批評家たちによって大いに非難されたとされる。その背景にはこうした事情もあったのかもしれない。それへの対抗措置として印象派展などの動きに繋がっていったというのは、なかなか示唆に富む。
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