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アヴェスターにはこう書いている?
本を読んでいて気になったことなどを徒然なるままにメモしておくブログ。書評というより「読書メモ」。
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「ツァラトゥストラはこう言っている?」の姉妹編。日々読んでいる本から気になった箇所をピックアップして自由にコメントするブログ。

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池田貴夫 『なにこれ!? 北海道学』

言うなれば、関東や近畿といった日本列島の中心部ではなかなか落花生に変わっていかない。そして、その外側の北海道と東北、中部地方北部、九州などで、落花生が好んでまかれるようになったという現象が浮き彫りになる。(p.33)


節分の豆まきに大豆ではなく落花生をまくことについて、北海道では北海道特有の現象と見なされているのだが、その認識は誤りであることがわかる。興味深い。

なぜ関東や近畿では大豆なのか?それ以外の地域では落花生なのか?

北海道に移住してきた人は、時期によって異なるが北陸や東北の人が多かったことを考えれば、これらの地方との結びつきが強い北海道で落花生がまかれるのは、明治期からであれ、それ以後からであれ、不思議ではない、とは言えそうである。この問題は、各地域がいつから落花生をまくようになったのかを知るところから探っていくのが良いように思われる。



 私の知る範囲では、この韓国東海岸から日本列島の日本海沿岸、そして北海道に至る地域に、イカにもち米などを詰めて調理した家庭料理が分布してきた。
 ……(中略)……。
 このように、イカにものを詰める調理法は、主にスルメイカの回遊路である日本海の沿岸地域で育まれてきた。また、この分布域は、出稼ぎやイカ釣りの伝習に伴う人の移動によって広まった佐渡式イカ釣具の分布域とおおむね一致する。(p.49-50)


函館の「いかめし」も韓国東海岸を含む日本海沿岸地域に広く分布する調理法の一種ということか。韓国東海岸までの広がりというのは私にとっては意外であり、一つの地域だけでなく様々な地域の事例と比較するというのはやはり必要なことだと思わされる。



多くの神社は林で囲まれている。……(中略)……。
 では、なぜ林で囲まれているのか。防風林などとしての機能はもちろんだが、民俗学的な視点からは、それ以外の理由を見いだすことができる。
 神社は、その集落や地区を見守る神様が鎮座される神聖な空間である。一方で、人々が生業や暮らしを営む空間は俗なる場所である。「聖」と「俗」との境界が、この神社を取り囲む林なのである。(p.74)


なるほど。

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