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アヴェスターにはこう書いている?
本を読んでいて気になったことなどを徒然なるままにメモしておくブログ。書評というより「読書メモ」。
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「ツァラトゥストラはこう言っている?」の姉妹編。日々読んでいる本から気になった箇所をピックアップして自由にコメントするブログ。

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青井博幸 『ビールの教科書』

 村橋は、1875(明治8)年、ドイツから帰国した中川に出会い、翌年、日本人主導のビール醸造所を札幌に作る。ビールの醸造については中川が主導したため、当然のごとく、英国のエールではなく、ドイツの最新式のラガー醸造用の設備が導入された。(p.194-196)


興味深い。



 かくして明治初期に日本に紹介されたビールはあっという間に全国に広がり、明治30年頃には銘柄は100を超えていた。ところが、1901(明治34)年に施行された新しい酒税法により、ビールに超高額の酒税が課せられ、おびただしい統廃合の後、わずか三社という大量生産型産業に集約されていったのである。その後、この大手三社によって価格協定、生産・販売協定などが結ばれ、ビールは安定した税収源となった。大手三社は心強い国税徴収機関として君臨するに至ったのである。(p.196)


この政策が日本のビールの画一性の原因(大量生産・大量消費に適合的な種類のものばかりが作られることになった。)であり、ヨーロッパのものと比べて味のないものになった原因であるという。このような画一性のため、売り上げが広告に比例するものとなり、広告によるイメージ作りが様々に行われることとなったが、肝心の商品はかなりの程度画一的であるため日本ではビールについての理解が深まらなかった(誤った理解も広まった)といったことが指摘されている。こうした一連の指摘は本書の内容のうち、最も興味深かったところである。

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