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アヴェスターにはこう書いている?
本を読んでいて気になったことなどを徒然なるままにメモしておくブログ。書評というより「読書メモ」。
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「ツァラトゥストラはこう言っている?」の姉妹編。日々読んでいる本から気になった箇所をピックアップして自由にコメントするブログ。

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山室信一 『キメラ――満州国の肖像 増補版』(その2)

 このように、利益線論は、次々に絶え間なく国共の先にもう一つの勢力圏をつくるという発想になり、そうでないと安全でないという強迫観念に近い考えに囚われていくことになりました。(p.326)


一見もっともらしく聞こえることがある「利益線論」だが、際限のない領土拡張論へと繋がっていくものである。外交交渉が先にあり、軍事的な手段は最後の手段であるという基本を忘れた議論(交渉不可能な敵だけがいるものと前提した欠陥理論)と言わざるを得ない。



 総務庁次長を務めた古海忠之は、「満州国というのは、関東軍の機密費作りの巨大な装置だった」とみていますが、満州国のみならず、陸軍がアジア各地で広範な活動ができたのも、満州国が吸い上げる資金をつぎ込めたからだともいわれています。基本的な資金源はアヘンでした。これは台湾での統治体験からつながてくる問題ですが、アヘン吸引がやがて廃人に導くことを考えれば、その廃止は当然の要求になります。しかし、一挙に廃止すれば却って社会的な混乱を招くという口実で、政府専売の形にして徐々に少なくする方針が採られます。満州国でも一応そういう形をとりましたので満州国の善政として自賛されていますが、実は密売されたアヘンが満州国の財政を支えただけでなく、機密費の主要な資金源となりました。(p.348)


旧植民地は比較及び関連性見ていくことが重要。

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