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アヴェスターにはこう書いている?
本を読んでいて気になったことなどを徒然なるままにメモしておくブログ。書評というより「読書メモ」。
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「ツァラトゥストラはこう言っている?」の姉妹編。日々読んでいる本から気になった箇所をピックアップして自由にコメントするブログ。

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西村幸夫、埒正浩 編著 『証言・町並み保存』(その3)
「松場登美 ―石見銀山- 足元の宝を見つめて暮らしをデザインする」より

 この家で今一番楽しんでいるのが台所です。ここでは薪でご飯を炊きます。薪で炊いたご飯は本当においしい。スイッチひとつでもご飯は炊けますが、プロセスが全く違うんです。焚付けの柴を拾いに行けば、野の花が咲いていたり、虫に出会ったり、風を感じたりという経験ができます。そして薪割りにも、火を熾すにも、気の組み方などにコツがあるんです。火吹き竹一本で火の勢いが全然違うんです。そうやって勘を働かせながら、水加減、火加減、蒸らし加減をみるんです。加減というものを今の人たちはみることがなくなりましたよね。お風呂でも温度設定をすれば、常にその温度なわけですから、「お湯加減はいかがですか」という言葉もめったに聞かなくなりました。ですが、勘を働かせるということは、すごく大事なことだと私は思っています。(p.158-159)


勘を働かせることは、感覚を働かせることでもある。反省的に頭で考える二次的なシステムではなく、直接的に身体が感じて動いていくシステムが作動する。ここで指摘されていることには、このことが関わっているように思う。



 店でも町でもキャパシティというものがあって、経済優先でそれを無視してしまうといろんな問題が起きてくると思います。(p.162)


石見銀山が世界遺産に登録されたが、この発言はその前の暫定リストに上がっていた時期のものである。知床なども世界遺産に登録されることで観光客が来て自然が破壊されることを懸念する声があった。小樽も堺町通りなどの状況は運河保存運動に直接かかわったような人々などからは批判的な目で見られている。その土地とあまり関係のない土産物屋などが増えたりする、というのは、恐らく、ここで指摘されているキャパシティをオーバーしているのだろう。



「岡田文淑 ―内子―引き算型のまちづくりと村並保存」より

市民参加というのは行政側が発する言葉で、本来、市民主体が前提にあって、その後に行政参加という言葉が出てくるのが本来の地域づくりのあり方のはずです。市民参加ということになると、主役は行政になって、行政に関わっている人たちが、「じゃあ、市民との対話を」ということになるんです。そのとき、誰を対象にしていくかというと、「肩書き組」の人。(p.184-185)


なるほど。鋭い指摘。

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