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アヴェスターにはこう書いている?
本を読んでいて気になったことなどを徒然なるままにメモしておくブログ。書評というより「読書メモ」。
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「ツァラトゥストラはこう言っている?」の姉妹編。日々読んでいる本から気になった箇所をピックアップして自由にコメントするブログ。

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岡本全勝 『明るい公務員講座』

 私は、部下が説明に来てくれたら、その案を作るに当たって誰に相談したか、どのような前例や類例を調べたかを聞きます。ただし、何でも前例通りでは困ります。それらの中で最も良いものを参考にして、それをさらに良くするか、あるいはこれまでの事例を前提として、違った発想でより良い案を考えてほしいのです。あなたの能力を発揮するのは、前例を踏まえた上での、改良であり改革案です。(p.31-32)


行政に関するステレオタイプ的な非難として前例踏襲ということが言われた時代があった(現在でもなくなったわけではないだろうが)。確かに行政に限らず広義の官僚制のような組織(当然、多くの民間企業も含まれる)では、前例踏襲をベースとして動かざるを得ないとか、あるいはそのように動くのが最も自然であり無駄も少ないといった場合は多い。その中でそれをどのように改良したのかということは著者が言うように重要なポイントである。本書の特徴は、多くの個所が(明示的であれ暗示的であれ)上司の立場から書かれることによって、よい部下とはどのように振舞うべきものなのか、といったことを感得できるところにあるように思う。同時に、上司の側から書かれることによって、読者の側も部下に対してどのように対処するかということの参考にもなり得ているように思う。この分野の本で本書は結構売れているようだが、こういったところにも要因があるのではないかという気がする。



 そもそも、「きょう中に片付けなければならない」というような、スリリングな気持ちを味わわなくてもよいように、めどを立てて、早め早めに片付けておくことが重要です。そのためには、1日単位で仕事を管理していては駄目なのです。例えば1週間単位で管理しましょう。来週中に片付ける課題一覧を、書き出しておきます。きょうの予定をきょう考えているようでは、駄目なのです。(p.44-45)


今日の課題を今日考えているようではダメ、というのは、私も仕事をするようになってすぐに気づいたことだった。確かに、「仕事ができない」と周囲から言われるような人は、大抵こうした状態かそれに非常に近い状態にあるように見える。

本書を読んで参考になったのは、1週間単位で仕事を管理するという点である。ここまではっきりと単位を決めて管理するというところまでは私も考えていなかったかもしれない。仕事が発生する時期と今やっていることをこなし終わるまでにかかる時間、さらにイレギュラーが発生した際に対応するための余力を計算に入れて比較的大きな仕事のまとまりの期間で考えていたが、単位を明確化することによって、さらに細かく進行管理ができるように思われる。試してみたい。



「仕事ができる」という評価には、相手に信用されることも含まれます。(p.169)


確かに。信用されるかされないか、どのくらい信用されるか、ということは、相手によって変わってくることになるから、同じ人の仕事ぶりであっても人によって評価は変わってくるということにもなる。



 格言にあるように、あなたは、他人を外見で評価してはいけません。しかし、あなたは外見で評価されていることを、忘れてはいけません。(p.169-170)


なるほど。良い心がけかもしれない。本書(著者)の価値観は評価されて出世することを是とするところから書かれているので、その目的にとっては非常によく適う行動規範であると言える。そうでない場合であっても、このような基準で振舞うことは相手に良い印象を持ってもらえるものであり悪いものではない。



出来の悪い部下は、あなたを磨く練習問題です。そう思って、平常心を保ちましょう。(p.210)


確かに。しかし、「出来の悪い上司」の場合は、「練習問題」程度では済まされないことが多い。人事が情実で行われたり、上司から見て使いやすいだけの者が昇進するような組織だとこうした問題が頻発することになる。


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