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アヴェスターにはこう書いている?
本を読んでいて気になったことなどを徒然なるままにメモしておくブログ。書評というより「読書メモ」。
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「ツァラトゥストラはこう言っている?」の姉妹編。日々読んでいる本から気になった箇所をピックアップして自由にコメントするブログ。

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ダニエル・J・シーゲル、ティナ・ペイン・ブライソン 『子どもの脳を伸ばす「しつけ」 怒る前に何をするか――「考える子」が育つ親の行動パターン』(その1)

親子のきずなが固ければ、子どもは安心してその関係を試せる。つまり、子どもの悪さはたいてい、あなたに対する信頼と安心のしるしなのだ。多くの親は、子どもが“猫をかぶって”家のなかより学校にいるときやほかの大人と過ごすときのほうがずっと行儀がいいことに気づいている。理由はわかるだろう。かんしゃくはたいてい、ただの反抗ではなく、安心と信頼のしるしといえる。(p.51)


なるほど。



 お尻たたきのさらにもう1つの問題は、親が体に痛みを加える以外に、効果的な方法を持たないことを、子どもに教えてしまうことだ。(p.68)


確かに。



 たいてい、子どもは自分がしたことをかくすのがうまくなるだけだろう。危険なのは、子どもが体罰(と社会的拒絶)の痛みを避けるためなら、なんでもすることだ。つまり多くの場合、うそやかくしごとが増える――進んでできごとを伝えたり、学びを受け入れたりはせずに。(p.68)


体罰を加えることの帰結。低所得世帯や親の教育水準が低い家庭で育った子などに嘘や隠し事をすることが多いというのが私の経験から得た実感なのだが、これらは相関しているのではないか。



 子育てをするとき、特にしつけをするときには、子どもの視点と、発達段階と、本当にできることを理解する努力をしなければならない。それが、子どものふるまいの裏側にあるものを見る方法だ。
 外面の行動にとっさに反応するのではなく、その陰に隠れた心に波長を合わせる。また、子どもができることはいつも同じではないと覚えておく必要がある。疲れていたり空腹や憂うつを感じていたりするとできなくなることもあるのだ。この脳の第1の事実、つまり脳が変わっていき、まだ発達途中であることがわかれば、もっと理解と思いやりを持って子どもの話を聞き、なぜ子どもが混乱して自分を抑えられなくなっているのかをしっかりつかめるようになる。(p.93-94)


安定している時にはできることでも疲労、空腹、憂うつといったストレスがかかっている状態では制御できないこともある。これは、子どもの脳は発達途中であり、理性的な2階の脳の機能が弱いため、1階の脳が暴走しやすいときには止める力が足りない、といったイメージで理解できるだろう。このことを理解しておくだけでも少しは寛容になりやすいと思われる。



それどころか、子どもの発達中の脳は、はっきりした境界線を引いて、よいふるまいを理解させる必要があるもう1つの理由になる。内からふるまいを抑えて一貫して働く2階の脳を持っていないということは、外から抑えられる必要がある。
 では、その外からの抑制はどこからやってくるべきか、考えてみてほしい。親や保護者、その人たちが伝えるガイドラインと期待だ。子どもの2階の脳の発達を――それとともにさまざまなスキルの育成も――助けなければならない。そしてそのあいだずっと、親は外からの2階の脳として行動し、子どもと協力しながら、自分ではまだできない判断を助けてやる必要があるだろう。(p.94-95)


なるほど。親は子どもの2階の脳を補うため、境界線を引くことも必要。本書の主な内容(以上の記事では触れられていないが)は、そうした境界線を引く前の段階に特徴があるように思われる。

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