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アヴェスターにはこう書いている?
本を読んでいて気になったことなどを徒然なるままにメモしておくブログ。書評というより「読書メモ」。
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「ツァラトゥストラはこう言っている?」の姉妹編。日々読んでいる本から気になった箇所をピックアップして自由にコメントするブログ。

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齋藤尚文 『鈴木商店と台湾 樟脳・砂糖をめぐる人と事業』

また昭和9年末に完成した日月潭水力発電所によって、安価で安定的な電力供給が可能となると、高雄港一帯が「台湾工業化」の拠点として開発される兆しが見え始めた。昭和11年に日本アルミニウム株式会社の高雄工場が操業を開始したのはその先駆けである。さらに昭和12年の日中戦争開始をきっかけに、総督府の「台湾工業化」政策の方針が整備されると、南日本化学(高雄)・旭電化(高雄)・東邦金属(花蓮)・台湾セメント(高雄)・台湾化成(台北・蘇澳)などが設立され、高雄を中心として台湾全域に及ぶ工業化が一挙に進展した。(p.267-268)


日月潭水力発電所と高雄が工業化の拠点となることの繋がり、日中戦争と台湾工業化政策との繋がり、こうした動きは台湾の歴史を考える上でも重要な変化であると思われる。

なお、日本の右派が日本による台湾統治は台湾にインフラを残してやったかのごとく(良いことをしたと)発言することがあるが、統治者側が都合の良いように動いた結果として工業的なインフラなども残ったというに過ぎないということは銘記すべきだろう。

日本アルミニウムという会社はこの時代の台湾を調べるとしばしば目にする。この会社についてももう少し詳しく知りたいところである。

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