アヴェスターにはこう書いている?
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「ツァラトゥストラはこう言っている?」の姉妹編。日々読んでいる本から気になった箇所をピックアップして自由にコメントするブログ。

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西内啓 『統計学が最強の学問である』

 だが一通りの業務がIT化されてしまうと、ITがらみのビジネスは行き詰ってしまう。いくらハードウェアやソフトウェアの処理性能が向上しても、これ以上IT化すべき業務プロセスはないし、顧客が特に性能に不満を持たなければ、商品を売り込むことはできない。だから、ハードウェアメーカーも、ソフトウェアメーカーも、それらを使ってITのサービスを提供しようとする者も、ITに関わる企業はすべて、すでに満足している顧客に、十分すぎる性能を持った新しい技術を売り込む「理由」が必要なのである。
 ポジティブな建前としては、この十分すぎる性能を使って「いかに価値を産み出すか」という考え方が必要になる。またネガティブな本音としては「価値を生み出そうがなんだろうが、大量の処理が必要になる使い道」を提案しなければならないし、それを売り込むためには「一見ビジネスの役に立ちそうなお題目」が必要にもなる。(p.30)


近頃、「ビッグデータ」ということが盛んに言われる理由の一つとして、こうした理由があるという指摘。なるほどと思わされた。

本書によれば、ランダムサンプリングができればすべてのデータを分析する必要はないというが、確かに説得力がある。



 ランダム化してしまえば、比較したい両グループの諸条件が平均的にはほぼ揃う。そして揃っていない最後の条件は実験で制御しようとした肥料だけであり、その状態で両グループの収穫量に「誤差とは考え難い差」が生じたのであれば、それはすなわち「肥料が原因で収穫量に差が出る結果になった」という因果関係がほぼ実証できたと言えるだろう。(p.116)


このようなランダム化によって因果関係を実証する方法は、考え方が簡単であるためいろいろな場面で使えそうである。本書が売れたのもよく分かる。



 ランダム化するなら、こうした「手心」を抜きにして、テキトーどころか厳密にランダムさを追求しなければならない。だが、幸いなことに今ならエクセルを立ちあげて「=rand()」とタイプするだけで、簡単にランダムな数値を得ることもできるのだ。(p.125)


エクセルのこの関数は今まで使ったことがなかったが、使いこなし方について少し調べてみたい。



 政策を実施する前にランダム化を行なうよう求める州法はすでに数千という数にも及び、公立学校の進学から裁判官の管轄まで多くの行政プロセスにランダムさが行きわたり、常にさまざまな実証評価が行なわれている。(p.125)


日本もこの考え方は学ぶべきであろう。

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