アヴェスターにはこう書いている?
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北海道新聞社 編 『おたる再発見』(その4)

だが昭和19年、小樽経済専門学校と名称が変わって終戦。存亡の危機に直面した。占領下、百万都市以外については大学統合案が示され、北大に吸収合併されるピンチにさらされた。しかし、これを完全に阻止したのが四代目校長大野純一だった。大野は小樽高商出身で、愛校心は人一倍おう盛。日夜、各界に説いて回り、ついに熱意はGHQと政府を動かし、計画案撤回どころか、さらに単科商科大学昇格を実現させる大偉業を達成した。(p.116)


現在の小樽商科大学にも北大への吸収合併という危機があったということか。この時、大野純一がどのように政府やGHQを説得したのか、どのような考え方を最終的に採用させたのか、という点には興味が惹かれる。



 龍宮神社の創建は明治9年(1876年)で、前二社に比べ歴史は浅いが、小樽駅周辺の繁華街に面し、祭りは非常ににぎわう。(p.123)


一つ前のエントリーで龍宮神社の由来や歴史について詳しく知りたいと述べたが、創建は明治9年ということがここでわかった。明治初期の廃仏毀釈の時代にかなりの数の神社が日本中で創建されたというが、恐らく龍宮神社もそうしたものの一つだったものと想像される。

また、「稲穂」という地名はアイヌ語の「イナウ」(神)であるとの指摘があったが、この点を考えると少し意外な感じがする。龍宮神社は明治9年にできたのであれば、イナウ沢という地名はそれ以後にできたことになる。アイヌ語の地名というとかなり古いもののようにイメージしていたが、私の想像よりも遥かに新しい地名ということになる。(それとも龍宮神社が創建される前に別の神社があったのだろうか?)



 洋菓子が小樽で普及しはじめたのは大正10年代から。……(中略)……。
 ……(中略)……。「米華堂」は昭和3年のオープンで、英語のベーカー(パン屋)と仏語のガトー(菓子)を、巧みにゴロ合わせして付けられた店名といわれる。(p.136)


この米華堂という店は現在もまだあるが、名前の由来は意外だった。



明治初期の廃藩置県で、寺の維持ができなくなり、同42年(1909年)になって寺は小樽在住の松前出身者により、仏像ごと現在地に移された。(p.140)


小樽の五百羅漢の由来。寺の維持ができなくなったのは廃藩置県によるのか?廃仏毀釈ではないのか?



 天狗山の足元に広がる小樽は、文化の薫り高い町だ。そんな一面を物語るのが市立小樽文学館で、市民有志の熱心な運動が実り、市町村立の文学の殿堂としては全国で初めて、昭和53年オープンした。(p.164)


市町村立の文学館というものがこんな遅い時代までなかったということに驚いた。



 北海道画壇史の草創期を築いた画家たちを育てた小樽にふさわしい美術館を――と、文学館同様に市民運動がきっかけとなって昭和54年8月、市立美術館としては網走市に次いで道内二番目に設立された。(p.165)


こちらは道内で2番目ということなので、文学館ほどは珍しくなかったことが分かるが、文学館も美術館も70年代末に相次いで市民運動の結果として設立されているというのは興味深い。この頃の小樽は運河論争がほぼ決着しかかっていたであり、市民たちの間では自分たちの街のアイデンティティのようなものを守りたいという思いは高まっていた時期だっただろう。そうしたことは相次いで設立された背景と見ることはできるように思う。いずれにしても文学館と美術館の設立の経緯については、もう少し詳しく知りたい



 小樽港は昭和41年以来、道内唯一の畜肉輸入指定港として、北海道で消費される羊肉を一手に引き受けている。……(中略)……。
 “羊肉輸入基地”の地の利を生かした加工業も盛んだ。中でも北上商店(小樽市高島一)は試行錯誤のすえ昭和57年、「ラムステーキ」を新発売。焼くとバラバラになるロール肉を植物性タンパクなどで固め、ステーキ状に焼けるようにした画期的製品で、本州を中心に「羊肉特有の臭みもない」と売れ行き好調だ。(p.188)


この点は現在はどうなっているのだろう?今でも唯一の指定港なのだろうか?
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