アヴェスターにはこう書いている?
本を読んでいて気になったことなどを徒然なるままにメモしておくブログ。書評というより「読書メモ」。
プロフィール

ツァラトゥストラ

Author:ツァラトゥストラ
「ツァラトゥストラはこう言っている?」の姉妹編。日々読んでいる本から気になった箇所をピックアップして自由にコメントするブログ。

FC2ブログランキング

FC2ブログランキング

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

FC2カウンター

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

都会生活研究プロジェクト[北海道チーム] 『北海道ルール 北海道なんもなんも!ライフを楽しむための48のルール』
 ところで、ザンギというなんとも意味不明な名称はどこから来たのか。
 一般的に、中国語で「鶏の唐揚げ」を意味する言葉「ザーチ(炸鶏)」が由来という説が濃厚だが(戦後の北海道には、旧満州や中国から引き揚げてきた人も多かった)、鶏肉を骨ごと切る(散切り)から「ザンギ」と名づけられたという説も。(p.51)

北海道では鶏の唐揚げのことをザンギというが、その語源について。中国語由来というのは、確かに満州などからの引揚者が多かったという事実もあって確かにもっともらしいと感じられる。


 もともとは、昭和初期に軍人用の栄養ドリンクとして開発されたもので、「活素(かつもと)」と呼ばれていたという。そんな古めかしい由来のあるドリンクが、なぜ今も北海道だけで根強く支持されているのかというと、同じ乳酸菌飲料の王様“ヤクルト”が北海道に上陸する前に普及した時代背景が挙げられる。(p.53)
北海道のご当地ドリンクとなっている「ソフトカツゲン」の由来。軍人用の栄養ドリンクというのは、あのドリンクの味わいからして納得できるものがある。ヤクルトが上陸する前に普及したというが、これはヤクルトが普及するのが遅かったということなのか、それとも北海道でカツゲンが普及するのが早かったということなのか?やや疑問が残る。個人的には前者と推測するが。


 ガラナとは、ドクターペッパーに似た独特の風味がある炭酸飲料。昭和30年代にかけて、輸入解禁を控えた「コカ・コーラ」への対抗馬として各地で売り出された。
 なかでも北海道は、コカ・コーラの製造・販売が他の都府県に比べて遅かったため、ひと足先にガラナが普及。その流れで、現在も北海道には中小のガラナ飲料メーカーおよび大手飲料が販売するガラナが25種類近く存在する。(p.53-54)
カツゲンも同じパターンだったのではないかと推測する。


 この甘納豆版赤飯が普及したのは、昭和20年代後半から30年代にかけて。札幌市内にある光塩学園女子短大初代学長であり、料理研究家として知られる南部明子先生が、子どもに喜ばれ、かつ忙しい働く女性でも手軽にできるレシピを考案したのがルーツだ。(p.61)
戦後まもない時期に一挙に広まって小豆版赤飯が駆逐されたということか。北海道以外には広まらず、北海道では小豆版赤飯がほとんど消えてしまったという経緯には興味を惹かれる。


 しきたりにこだわらず、大晦日につくった料理は、おいしいうちに食べようという北海道ならではの合理主義?とも思うが、おせち料理のルーツをたどると、もともとは年迎えの膳料理として大晦日の夜に食べられていたという。
 北海道でおせち料理(もしくは寿司やオードブルなど)を大晦日に食べるのはその名残であり、道外の青森や岩手、石川などでも大晦日にご馳走を食べる風習がある。
 また、同じく北海道限定の年末年始の季節モノに、“口取り”と呼ばれる正月用の甘い菓子がある。海老、鯛、松竹梅など縁起物に模して作った練り切り菓子で、専用の重箱入りで販売される。いわば飾り物だが、本州に来て、“口取り”が北海道限定のものだと初めて知って、ショックを受ける人も多いとか。(p.63)
私の家はもともとおせち料理を食べるという習慣がなかったので、おせち料理は正月に食べるものと思っていたのだが、妻(北海道出身)が大晦日におせち料理を出してきたので、おかしなことをする奴だな、と思ったことを想起させられた。本書を読んで初めて、北海道では大晦日に食べる習慣があると知り驚いた。

「口取り」というのも、あまり食べることはなかったが、これも北海道限定と本書で知り驚いた。どうして北海道でこれが普及したのだろう?興味を惹かれる。


 北海道独自の風習ともいわれる会費制だが、これ、1950年代、戦後の日本の復興を支えるべく、全国的に実施された「新生活運動」なるものの一環だ。
 生活コストを抑えるべく、冠婚葬祭の改善、虚礼廃止などがうたわれたが、大半のエリアではなかなか根づかなかった。北海道で定着したのは、古い因習に縛られず、しかも家意識が強固でない土地柄ゆえだ。(p.107)
結婚式の会費制は確かに北海道に独特のものだと思っていたが、このような経緯があったとは初めて知った。確かに北海道はもともと異なる地域の出身者が多いから、結婚式のしきたりなども地方による違いがあるとするとどちらかの方式を採用するというより、北海道的な新しいスタイルでやる方が感情的な対立や葛藤も少なくて済むだろう。本書は北海道を合理的と特徴づけるが、この点は確かにその通りだと思える。また、北海道は全国平均より所得が低いことも会費制を受け入れる土壌の一つではあったのだろう。

スポンサーサイト

この記事に対するコメント

この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
→http://zarathustra.blog55.fc2.com/tb.php/1091-98e01a15
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)