アヴェスターにはこう書いている?
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佐藤優×石川知裕 『政治って何だ!? いまこそ、マックス・ウェーバー『職業としての政治』に学ぶ』(その2)

佐藤 ここに出てくる中央党と社会民主党、この二つの政党の特徴は政治運動をやっていないということです。正義運動をやっています。つまり、「正義を追求するために自分たちのグループが必要だ」というかたちで活動しているのです。民主主義において、そういう政党はプレイヤーにはなりません。あえて外側にいて権力意思が形成されるように仕向けるということでもありません。彼らは道徳や美学を基準にして動きますから、「現実の汚れたところで妥協して」ということにはならないのです。(p.194)


正義運動とはうまい言い方をするものだ。現在の日本でいえば、社民党や共産党がこうした特徴を持っている。確かに佐藤優の指摘するように、正義を基準にして運動すると、妥協することはすべて悪の部類に入ってしまうのであり、その潔癖主義を許容するような運動ではない限り、大きな勢力を持つことも難しいし、議席を多く獲得したとしても与党として現実の政治を行う際には、必ず妥協したことによる分裂や亀裂などが生じるだろう。

戦争法とも呼ばれる安保法が2015年に成立したことを受けて、共産党は昨今、以前とは立ち位置を変えつつあるが、現実的な方向へと足を踏み入れることによる妥協をどの程度までできるようになっているのかが一つのポイントになるだろう。また、他の野党も共産党に対するアレルギー的な反応をいかに出さないで済ませるか、ということが成否を分ける重要なポイントと思われる。



それでも私はウェーバーの方法論のなかに決定的な問題があると思います。要するにウェーバーは「宗教現象など諸々の現象を、すべて個性記述的――個別具体にこだわる――科学によって説明することができる、つまり科学からはずれる世界はない」という考えを持っていたのです。(p.200)


確かにウェーバーの方法論や世界観では科学は大きな価値があるものと位置づけられているように思われる。しかし、あらゆる現象を科学によって説明できると考えていたかどうかは疑問である。むしろ、知識の限界を自覚するように促している場面も多いように思われる。例えば、価値理念などを重視する考え方などがそれである。


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