アヴェスターにはこう書いている?
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「ツァラトゥストラはこう言っている?」の姉妹編。日々読んでいる本から気になった箇所をピックアップして自由にコメントするブログ。

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越智敏之 『魚で始まる世界史 ニシンとタラとヨーロッパ』

 実際には西洋の食の中心は肉というイメージが確立するのは、十八世紀に農業革命のおかげで肉類を一年をとおして供給するシステムが確立してからだ。それまでは意外にも、魚のほうが肉より消費量が多かったと言っていい。(p.4-5)


この認識は、本書を読んで最も興味深く、参考になったものの一つ。欧米というと肉食というイメージは、比較的新しいものであり、「創られた伝統」と言ってよいかもしれない。

 上記の三種類のなかで、持ちが一番いいのは塩ダラだった。つまりストックフィッシュよりも航海のための食糧として打ってつけということで、冷凍技術が生まれるまえでは、赤道を越えても腐ることのない数少ない保存食だった。大航海時代といえば黄金や財宝、スパイス、植民地の獲得といった華々しいイメージばかりが先行する。だが、ストックフィッシュがヴァイキングの高い航海能力を支えたように、ストックフィッシュや塩ダラがなければ、大航海時代があそこまで爆発的な勢いを持つことはなかったのではないかと考える研究者は多い。(p.154)


確かに、言われてみれば長期間の航海が行われるには保存食が必要だが冷凍技術がない時代には、この条件がクリアされない限り、数カ月や数年という航海はほぼ不可能だと思われる(アフリカからアジアへのルートでは、寄港地で次々と食糧を仕入れていくことで対応できる部分はあるとしても、大西洋を横断したり、さらに太平洋まで抜けていくようなルートでは必要不可欠と思われる)。


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