アヴェスターにはこう書いている?
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「ツァラトゥストラはこう言っている?」の姉妹編。日々読んでいる本から気になった箇所をピックアップして自由にコメントするブログ。

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柴田愛子 『それは「叱る」ことではありません どこまで叱るべきか迷うお母さんへ』

 ありがたいことに、はじめのうちなら子どもは「かんたんにばれるうそ」をついてくれます。そのときに、いかにしっぽをつかまえて叱れるかが大事です。五歳のうそはばれなければいけないのです。ただ、「うちの子はうそをつくようになった」と憂える必要はまったくありません。「うそをついちゃいけないよ」「お母さんには、あなたのうそがちゃんと見えるのよ」と、人間としての基本姿勢を教えつつも、「うちの子もうそをつくようになった」と、子どもの成長を喜んでいればいいのです。(p.25-26)


5歳頃になると子どもは嘘をつき始めることについて、どう対応すべきか?自分自身の子どもの頃の経験からもなるほどと思わされた箇所。子どもの頃の嘘が母親にことごとく見破られたことによって、嘘をついても良いことはないなと思い知らされるということが繰り返されることで、嘘をつく必要がないように行動することが大事だという考え方が自分の割と深いところに根付いたと思うからである。



子どもは、普段の生活のなかで、自分がいま発達していることを、いたずらという形で消化していっているのです。(p.27)


これも小さな子どもについての見方だが、なるほどと思わされた。



 子育てで大事なのは、自分が子どものころにどんな育てられ方をしたかを思い起こすことと、そのときの自分の気持ちがどうだったかを客観的に見ることではないでしょうか。(p.45)


なるほどとは思わされるが、実際にやろうとする場合、よほど良い子育てをされた人以外にとっては、自分自身の過去と向き合うことの中でもかなり難易度の高い作業のように思う。

特に悪い育てられ方をした(例えば、虐待などを受けてきた)にとっては、悪い見本ばかりが見えてきて、それをどう改善すべきかという基準は経験だけからは見えないということ等もあり得る。客観的に見るということによって、それを乗り越えられるかもしれないが、相当の知的能力と感情や意志のコントロール能力が要求されるように思われる。



 快適さ、便利さばかりを優先し、不快なものを排除するいまの社会が変わらないと、子ども本来の遊びの芽は育たないままになってしまいます。(p.49-50)


現在の日本社会は、「大人の」快適さや便利さばかりを追求するあまり、子どもにとってはのびのびと生活できない社会となっているという鋭い現代社会批判。そのような社会の流れに流されず、子どもをもっとのびのびと育てるべきだというのが本書の基本的な考え方だと思われる。



 いまの日本は、文句を言った人が“勝ち”の社会になっているように感じます。(p.53)


上記のような「快適さ」を追求する社会の中では、自分の快適さが邪魔された時にはすぐに他人に文句を言うことが是認される。一人が文句を言うことで、「のびのびと」した人(子ども)の活動が妨げられる。そのようなものに完全に従う必要はなく、知恵を使って切り抜けることが必要。



何かがあったとき、そばに寄り添ってくれる人がいると、人というのは元気になれるのです。(p.136)


確かに。人とのつながりがなく、助けがない、共感が得られない、といった環境では力が出ない、前向きになれない。子育てで言えば思春期など子どもがある程度大きくなってから、特に注意すべき点だと思われる。



 親は、子どもに何かしてあげようと思わないでください。親は、子どもが安心してご飯が食べられる場所、安心して逃げて帰ってこられる場所をつくっていればそれでいいのです。(p.138)


子どもの主体性を重んじ、親は環境を作ることに徹する。実際にやろうとすると難しいことでもあるが、そうであるが故に親はいつも気にしておくべきこと。

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