アヴェスターにはこう書いている?
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光瀬憲子 『台湾一周!安旨食堂の旅』(その2)

 ここ数年、「陸客(ルーク―)」という言葉が台湾メディアで取り沙汰されるようになった。陸は「大陸」、客は「旅行客」を意味する。つまり、中国大陸からの旅行客を略して陸客と呼ぶのだ。中国のことを「大陸」と呼ぶのは台湾人と香港人、韓国人くらいだろうか。(p.224)


こうした言葉が流通する背景には、中国の観光客の数が台湾でもかなり増えていることがある。

台湾は最近は変化が見られるが、かつては「どちらが中国か」という正統性を中華人民共和国と争っていたということも「大陸」と呼ぶ理由なのではないかと思う。香港は中国の行政区になったが、やはり中国人と自分たちは違うというアイデンティティを持っていることが反映しているように思われる。韓国は自分たちが「半島」に住んでいるのに対して「大陸」という比較的純粋に地理的な関係で言っているのだろうか?



おでんは北京語では「黒輪」と書く。北京語読みは「ヘイルン」だが、台湾語読みでは「オーレン」。そう、おでんがなまったものだ。(p.228)


こういう言葉が残っているのも台湾の面白いところ。似たようなパターンの言葉としては「麻糬」がある。北京語読みは[ma shu(マァシュー)」だが、台湾語では「マヂィー」で、餅(もち)がなまったものだという。日本統治時代50年間はいろいろな形で刻印が残っている。



 ところが、1990年代後半、私が台湾で暮らしていた頃には「爸爸回家吃晚飯」(パパ、うちで夕飯を食べよう)という政府主導の運動が展開され、外での飲酒機会が極端に減ってしまった。当然、酒を置く店は激減。そば屋だろうが、ラーメン屋だろうが、どこでも酒が飲める日本や韓国と比べると勝手がちがう。日本や韓国は酒飲みに対して寛大だが、台湾はいつのまにか酒酔っ払いに対する風当たりが強い国になっていた。(p.279-280)


なるほど。台湾にはじめて行ったとき、居酒屋的なものがないというのが一つの印象で、その後何度か足を運んでも、気軽に酒が飲める飲食店というのがないというのが特徴的だと思っていた。政府主導の運動によって外での飲酒機会が減ったということだが、これはどのような状況に対するどのような対応策として行われていたのかが気になる。



一部の廟は、ときとして地域の黒社会や影の組織と密接に関わっていることがある。台湾の場合、それはかならずしも悪いことではなく、地域の中心である寺を組織が守ることで、その土地の治安は維持されている面も否定できない。日本では通用しなくなった街の論理が台湾ではまだ健在だ。(p.291)


映画とかで描かれていそうな関係性だな。


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