アヴェスターにはこう書いている?
本を読んでいて気になったことなどを徒然なるままにメモしておくブログ。書評というより「読書メモ」。
プロフィール

ツァラトゥストラ

Author:ツァラトゥストラ
「ツァラトゥストラはこう言っている?」の姉妹編。日々読んでいる本から気になった箇所をピックアップして自由にコメントするブログ。

FC2ブログランキング

FC2ブログランキング

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

FC2カウンター

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

トマ・ピケティ 『21世紀の資本』(その7)

国富や国民所得という考え方の長所は、それが国の豊かさについて、GDP概念よりもバランスのとれた見方を与えてくれるということだ。GDPはある面ではあまりに「生産主義的」なのだ。たとえばもし自然災害が富の相当部分を破壊したら、資本の減価償却が国民所得を引き下げるが、GDPは再建活動のために増える。(原注p.23)


適切な指摘。



中央値とはそれより下に人口の半数が属する水準。実際には、中央値は平均よりも常に低い。なぜなら現実世界の分布は常に高位に長い尻尾があって平均を上げているが、中央値は上がらないからだ。労働所得では、中央値は一般的に平均値の80%になる(たとえば、もしも平均賃金が月2000ユーロならば、中央値は1600ユーロ程度になる)。富については、中央値は極端に低く、たいてい平均資産の50%以下で、人口の貧しい半数がほとんど何も所有していない場合には、ゼロになることもある。(原注p.39)


経済的指標に関しては中央値と平均値の関係はここで述べられたようなものになるのが一般的だろう。



意味のある成長率の比較をするためには、かなり長期(最低でも10年か20年)の平均をとるのが重要だ。もっと短期で見ると、成長率は各種の理由で変動するので、まともな結論を引き出すのは不可能だ。(原注p.78)


率というものは扱いが難しいものだと弁える必要がある。



理論モデルにおいては(また累進課税の歴史でも同様)、累進税はまったくちがう二つの役割を果たしてきたことに注目。まず収奪的な税率(分配のトップ0.5-1%に対する80-90%の税率)は不適切で無意味な報酬を止めさせる役割を果たし、高いが没収的ではない税率(トップ5-10%の層に対する50-60%の税率)は所得分布の下位90%からくる歳入を超えて社会国家のための資金を集める役割を果たす。(原注p.79)


なるほど。


スポンサーサイト

この記事に対するコメント

この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
→http://zarathustra.blog55.fc2.com/tb.php/1026-27ac9915
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)