アヴェスターにはこう書いている?
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相馬範子 『生活リズムでいきいき脳を育てる 子育ての科学98のポイント』

 子どもが空腹を訴えたら、「もうすぐご飯だから我慢しようね。急いで支度をするから手伝って」と、空腹感を体験させましょう。3度の食事をおいしく食べるために空腹が必要です。カロリーの過剰摂取や食事前の合間食い、おやつの食べすぎは、偏食の大きな原因となります。(p.23)


私が知っている偏食をする子供は、確かに、空腹時にはジュースやお菓子で常に空腹感を満たし、食事の定刻には空腹ではないとして食事をせず、夜遅くなってから夕食を食べる、といった生活をしているようである。空腹感を体験させることが重要だというあまりにも当たり前の指摘が、そうした事例を見ていると、妙に「そうだよね」と共感できてしまう。



 もし、子どもが偏食傾向あるなら、まずは、しっかり寝ているか、お腹がすくような活動をしているかチェックしてみましょう。そのうえで、子どもが敬遠する食材の調理を工夫してみましょう。「食べ物の好みはあってもいいけれども、何でも2口は食べる。偏食はさせない」という、基本的な姿勢を守っていきます。(p.23)


これも当然のことなのだが、最後の基本的な姿勢のところで「2口は食べる」というのは、1口では少なく、3口では苦痛が大きいということで継続できるバランスをとっている感があり興味深い。



家庭の中から食の共有がなくなると、子どもに食文化が伝達されません。箸の使い方や食べ物を粗末にしないこころ、食事の楽しさや大切さなど、家族の食卓で学ぶことはたくさんあります。
 子ども時代に食卓を囲む習慣のない環境で育った大人は、つぎの世代に伝える食文化がなく、食事は、空腹を満たすだけの行為になってしまいます。(p.25-26)


確かに。本書は「科学」を謳っているのだが、妙に保守的な「旧き良き伝統的な」家族観のようなものに基づいていると感じられるところが気になるのだが、それでも、食事を家族が共に食べるか、孤食となっているかで相違が出そうなことは容易に想像がつく。というのは、前述の偏食をする子どもに当てはまっているように思われるからである。その子どもにとっては、食事は「空腹を満たすだけの行為」になっており、食事中のマナーもまともに身についていないからである(左手を床や椅子につけて、体を支えながら、犬食いのようにものを食べたりする)。

なお、「旧き良き伝統的なもの」が、本当に伝統的に続いてきたものであることはほとんどないと言っておこう。



親しい大人がいないという不安感は、警戒心やより大きな不安感を生むかもしれません。親しい大人がすぐそばで見守っていてくれているという安心感は、子どもに外界に対する興味を広げさせます。新奇なものやできごとに対して、それを「なんだろう?」「どうしたのだろう?」と好奇心や興味をもち、見たり聞いたり触ったりするという探索行動をとるのか否かによって、子どもの具体的経験に差がでてきます。不安感や警戒心の方が強ければ、子どもはその事態から逃げようとします。(p.116)


1~3歳までの子育てについての記述。確かに安心感がベースになって探索行動に繋がり、それが具体的経験の差になっていく、というのは論理的には納得できる。こうしたことが成り立っていることが実証的に示されているのかどうかに興味がある。

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