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アヴェスターにはこう書いている?
本を読んでいて気になったことなどを徒然なるままにメモしておくブログ。書評というより「読書メモ」。
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「ツァラトゥストラはこう言っている?」の姉妹編。日々読んでいる本から気になった箇所をピックアップして自由にコメントするブログ。

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堤直規 『公務員の「異動」の教科書』

 山本直人ほか著『部下育成の教科書』(ダイヤモンド社)では、年間受講者15万人の実績を持つ企業人の成長モデル「トランジション・デザイン・モデル」が紹介されています。この中で、ビジネスパーソンには10のステージ(段階)があり、そのうち一般社員には4つのステージがあるとされています。

 ①スターター(Starter/社会人)
  ビジネスの基本を身につけ、組織の一員となる段階
 ②プレイヤー(Player/ひとり立ち)
  任された仕事を一つひとつやりきりながら力を高める段階
 ③メインプレイヤー(Main Player/一人前)
  創意工夫を凝らしながら、自らの目標を達成する段階
 ④リーディングプレイヤー(Leading Player)
  組織業績と周囲のメンバーを牽引する段階

 公務員に当てはめて考えると、①が入所1年目の新人、②が3年目程度の若手、③が5~10年目ぐらいの若手、④が10年目以降の中堅というところだと思います。(p.113)


本書は「公務員」とタイトルに入っているが、主に地方公務員、特に勤続5~10年目の30歳前後の若手を対象としている。このモデルで言えば、プレイヤーからリーディングプレイヤーへとどのように成長していくかということがテーマと言えるだろう。

こうしたモデルにどの程度の実証的な裏付けがあるのかという点にはやや疑問を感じるが――「事実としてこうである」というよりも、「周囲からはこのようなことが期待される(ものだと考えろ)」というモデルであるように思われる――、将来への見通しを立てやすくするという意味では有用なモデルと思われる。


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小紫雅史 『さっと帰って仕事もできる! 残業ゼロの公務員はここが違う!』

 若手職員には大小さまざまな案件が押し寄せます。
 そのすべてに対して100点目指して取り組むと、いくら残業しても時間が足りません
 皆さんは、すでに大なり小なり仕事の取捨選択はしているはずですが、これをもう一歩踏み込んで行うことで残業がゼロに近づき、本当に注力すべき仕事や新しい施策の企画などに時間が回せるようになるのです。
 そのためには、「捨てる訓練」を若いうちにできるだけ経験すべきです。
 とはいえ、新規採用職員は、捨てても良い案件は容易に判断できないでしょうから、係長やメンター職員が指導しつつ、最初は取捨選択する作業を一緒に行ってください。1か月もすれば捨てるべき案件、重要な案件が大体わかってくるはずです。(p.24-25)


自分の感覚からするとあまりにも当たり前すぎることに感じるが、公務員の場合、間違いがなくて当たり前で間違いがあると批判・叱責されるという仕事が多いと思われるため、どうしても保身的な動機から100点を目指すという安全策が取られがちなのかも知れない。



 やると決めた業務も、どこまできちんと対応するか(仕事の重要度)を最初に決めておきます。例えば「50%」「80%」「100%」の3つに分けてみましょう。(p.29)


この50-80-100というレベル分けは参考になった。自分の感覚では当たり前にやっていることを他の人に伝えるには役立ちそうである。ちなみに、50%というのは著者は少し意図的に低めの数字で言っているように感じる。先ほども述べたように公務員の仕事は正確さがあって当たり前とされるからである。



 上司の指示を唯々諾々と受ける部下はベストの部下ではありません。指示を受けて作業する前にしっかり議論しましょう。それがあなたの無駄な残業を減らし、効果的な成果を確保し、ひいては上司を育てることとなるのです。(p.65)


同意見である。



 そこで、当市では条例において、市民からの様々な苦情や要求などを記録し、市長まで報告するとともに、不当要求行為に対しては、書面での警告や氏名や行為内容の公表、捜査機関への告発等を規定しています。(p.119)


不当要求行為に対する生駒市の対応。興味深い対応策。どのような事例がこの条例によって処理されているのか気になるところである。